クロ現7/1放送

コロナの影響でリストラが増えたが、その半数は高齢者だった。コロナは企業におけるパートや高齢者の立場の弱さを浮き彫りにした。医療費や介護費のため、年金だけでは暮らせない高齢者が増加し、働く高齢者は当たり前の時代になった。一億総活躍時代、人生100年時代と言われ、働く高齢者を推奨する一方で、自身や家族の病気、介護の負担から働かざるを得ない高齢者もいる。また、労災の危険も特に高い。生活を保つために危険な仕事でも続けてしまう場合がある。また、非雇用という形態で労災がおりにくい。働く高齢者を支える仕組みが追いついていないといえる。シルバー人材センターの業務で事故が多いが、請負契約のため労災にならない。これからますます労働力が減るなか、貴重な労働力である高齢者の労働環境をどう支えていくのか、仕組みを考えていくべきである。